確定申告って何?~しないとどうなる?~

これが気になる

今日もお疲れ様です!

Webライター『まなむ』です^^

やって来ましたね、この時期が。

そう!確定申告です!!

令和6年分の申告や相談期間は令和7年2月17日~同年3月17日までとなっています。

フリーランスの方や個人事業主、副業をされている方にとって、気が重くなる時期なのではないでしょうか?

そこで、今回は確定申告にあまり馴染みがない方に向けて、

確定申告ってそもそもなんなの?

確定申告しないとどうなるの?

そんな疑問を少しでも解消する内容を、分かりやすくざっくりとお届けしたいと思います。

最後までお付き合いいただければ幸いです^^

確定申告とは

確定申告とは、『所得税』の申告のことです。

※所得税とは、個人事業主やフリーランスが働いて得た「所得」(収入-必要経費を引いた金額)に対してかかる税金のことです。

確定申告とは、簡単に言えば所得税を納めるための手続きです。

個人事業主で言えば、規模にもよりますが、主に『所得税』『住民税』という税金が課されます。

(※年間の所得が一定以上になると『事業税』も課されます。)

会社員(サラリーマン)は、会社が給与から所得税を「源泉徴収(天引き)」し、年末調整で精算してくれます。

そのため、基本的に確定申告をする必要はありません。

しかし、個人事業主やフリーランスの場合、会社が代わりにやってくれるわけではありませんので、自分で確定申告をしなければなりません。

また、所得税と住民税は連動しており、確定申告をすることによって住民税が自動的に決まるのです。

所得税はどう決まるの?

では所得税はどうやって決まるのでしょう。

所得税は、個人事業主やフリーランスの場合、その年に儲けたお金(事業所得)にかかります。

確定申告ではまず何をするかというと、その年に儲けたお金(事業所得)を計算していきます。

ここの「儲けたお金(事業所得)」という金額は、基本的に売上から必要経費を差し引いて算出していきます。

そこで算出した金額が、1年間の儲けたお金である『事業所得』となります。

この事業所得から、配偶者控除や扶養控除などの『所得控除』を差し引いていきます。

そして、それらの所得控除を差し引いた金額が課税される所得となりそこに税率を掛けることによって、所得税が決まるのです。

図で表すとこうなります^^

ちなみに所得税の税率は、『累進課税制度』といって、課税される所得(課税所得)が増えるごとに上がっていきます。

つまり、課税される所得(課税所得)が多ければ多いほど税金が高くなるのです。

高所得者層の負担が大きいと言える制度ですね(^^;)

確定申告をしないとどうなる?

では、最も素朴な疑問に触れてみたいと思います!

この確定申告をしないとどうなるのでしょうか?

答えは『いつか必ず、税務署の厳しい目に付き、ペナルティを科せられる』ということです(;゚Д゚)

税務署は、事業等で収入があるのに申告をしていない人たち(無申告者)に対して細かく情報を収集しているそうです。

そう、私たちが想像している以上にその厳しい目で…。

ものすごく小さい規模で、細々と事業をしているうちは見つからないこともあるようです。

しかし、事業規模が拡大したり、ずっと無申告の状態を続けていれば、いつかは必ず見つかることは間違いありませんね。

そうなれば、以下のような困ったことにも…。

  • 収入の証明が出来ない
  • 国民健康保険料の減額が受けられない
  • 住民税も未納付になる

収入の証明ができない

個人事業主やフリーランスが確定申告をしていないと、収入の証明になるものがありません。

確定申告書が収入の証明の代わりなるのです!

ですから今後、収入の証明が必要になる場面が来た時に、非常に困ってしまいますね。

事業でお金を借り入れるとき、住宅ローンを組む時、子どもの保育園の手続きの時など…。

このように収入の証明は、たくさん必要な場面があるのです!

国民健康保険料の減額が受けられない

個人事業主は国民健康保険に加入しています。

この国民健康保険料は収入によって減額や免除が受けられるのです!

ここでも出てきましたね、“収入によって”という表現。

ということは、ここでも『収入の証明』が必要になります。

住民税も未納付になる

住民税は所得税と連動していることは少し前で触れましたね。

確定申告をすれば、その収入をもとに住民税が計算されます。

無申告ということは、住民税が計算されず未納付という状態になってしまうのです。

ペナルティ

どんなペナルティがあるのか。

『無申告加算税』『延滞税』を支払わなければならない可能性が出てきます。

もともと支払うべき税金に加えて、無申告加算税や延滞税というペナルティが上乗せされるのです!

故意に所得を隠していた場合、最悪の場合は刑事罰の対象になることも…!

このようなことが起こらないよう、必ず確定申告を行いましょう!

まとめ

確定申告について、初めての方にも分かやすい言葉でまとめてみました。

確定申告について調べても、専門用語が複雑で難しいですよね。

すんなり頭に入ってこないのは私だけでしょうか?

そうではないことを信じて、私のような頭にスッと入って来ない方の目線で書いてみました。

確定申告について、少しでも納得してくれたり、モヤモヤがとれてくれたら嬉しいです^^

最後までご覧いただきありがとうございました( *ᴗˬᴗ)⁾⁾

【参考文献】

『フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す! 元国税調査官のウラ技 第11版』

大村大次郎 著(技術評論社)

タイトルとURLをコピーしました